夢香

【小説】友達の扉 上田海斗君視点 その④ 上田家

自作小説


ーーーー上田家

「ただいま」
「お帰りなさい。今日は海斗の好きな唐揚げよ。」
かあさんがキッチンから出てきた。
「あら、あまりいい顔してないわね。」
かあさんはオレのほほをパチパチと叩いた。
「学校でなにか嫌なことでもあったの?」
かあさんが心配そうに聞いてきた。
オレは、市原さんのことを話してみるか悩んだけど。。。。
「別になにもないよ。」
「そう、何かあったら何でも話してよ。」
いやいや、問題があると、かあさん、学校に殴り込みにいくだろう。
オレは、心の中でかあさんの言葉に突っ込んでいた。

「それはそうと、やっぱり、お昼のお弁当、作ろうか?」
かあさんが、すまなそうに聞いてきた。
「いいよ。夜遅くまで部屋で仕事してるの知ってるよ。」
「朝くらい、ゆっくり寝てろよ。」


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