セカンド

春へ

小説/詩

あなたが生きた日々に
咲いた花の数は

あなたが僕にくれた
幸せの数に等しい

遠くに行ってしまっても
花の香は残り

目をつぶるとその色は
虹のように浮かんでくる

鳥が鳴いている
冬の凍えた寒さの中

その声は悲しみではない
その声は暖かさを運んでくれている

冷たい頬を流れる
涙のように

北風に枝が揺れている
蕾が膨らむのはもう少し先

あなたが好きだった春が来る
もうすぐにやって来る

若い緑が萌え
花の香がする

そんな春を
わたしは独りで感じている

目を閉じて

そして
独りだけで


ありがとう




#日記広場:小説/詩

  • セカンド

    セカンド

    2025/02/04 22:00:05

    Reimy 様

    いつも見ていると心が和む存在だった春ちゃん
    捕獲?時から知っているかわいいネコちゃん

    この想いが虹の橋の先まで届くといいな
    何となく春ちゃんを思い出したら浮かんできました

    「はる」という名がピッタリでしたね

    もうじき冬が終わると
    春ちゃんがやってきますよ

  • Reimy

    Reimy

    2025/02/04 10:33:46

    セカンドさん、素敵な詩をありがとう。
    虹の橋を渡った春ちゃんの姿が浮かびます。(;_:)感謝です。