【クイーンC】逃げ馬が単騎で離して飛ばした２０年はハイペースになったけど２１，２３年は１秒以内の前傾、２２，２４年は１秒以内の後傾で中間２Fはどの年も２４秒前後と極端なペースにはなってへん。癖のないコースで展開も癖がないとなるとどこが有利とかもあんまりなさそうな感じで差しも普通に決まるレースという印象。あとはまぁ、ノーザンファームが送り込んでくる有力馬が毎年普通に強いｗ血統では主流血統にトニービンやミスプロを併せ持つ馬が目立つ。

マディソンガールは新馬戦は11.1-11.1-10.9の加速ラップを好位から素質馬のショウヘイを余力充分の差し切り。時計自体はまずまずといったところやけど相当な脚力なのは間違いない。現実問題としてペースが上がってどうか、陣営が気性面やカイ食いを気にしてることからも初の遠征競馬でどうかといったハードルは多いけど年始の桜花賞・オークス予想でも印打ったくらい期待してる馬やからね。あとは人気とのバランスを考えてどうするかかな。ショウナンザナドゥは前走阪神JFはハイペースの前崩れを先行しての４着と負けて強しの内容。その前のアルテミスSは逆にスローの前残りを中団から３着と賞金加算に失敗してるのが痛い。ペースの対応幅は広いしまともなら大崩れはなさそうやけどこれも小柄な馬で陣営が遠征を気にしてる感はあるのがどうかかな。コートアリシアンは前走阪神JFは出遅れ最後方から荒れた内を回して６着をどう見るか。通ったコースは厳しかったけど展開自体は向いたからね。毎回出遅れてるし気性も難しくて脚の使い所も難しそうなタイプやから乗り替わりもどうか。エンブロイダリーは前走１勝Cはスローで差し切ったけどレースレベルは正直低い。ベストパフォーマンスは好時計の未勝利戦で本質的には締まった流れを先行する形かなと。そういう意味では前走よりペースが上がりそうなのは悪くないと思う。ティラトーレはフェアリーSでは本命にしたけどハイペースの経験と耐性、小回り向きのアイドリームドアドリーム牝系なことを評価したからで東京の重賞では直線スピードが不足しそう。穴っぽいところではまずロンドボス。前走赤松賞は掛かりながら先行したけどキレ負けといった内容。モーリス産駒で母フィニフティはこのレース２着馬。その奥にクロフネでゴールドティアラの牝系やからスローの上がり勝負よりはある程度流れた方が良さは出そう。あとはロートホルン。前走未勝利戦の勝ち時計は前日の東スポ杯より０秒９速かった。勿論展開が違うから東スポ杯組より優秀ってわけではないけど好時計なのは間違いない。