ヘルメス

ヘルメス

昔、昔ギリシャにゼウスという神がいました。
その末っ子の名前はヘルメス!
その800代目の子孫が僕ちゃん!
決して嘘八百ではありません。
自由気ままな僕は泥棒や山賊の守り神

君が好き

小説/詩




真冬の凍てつく遥か空の彼方に

控えめな星は人知れず静かに煌いている

微かな輝きを見せまいとしても

はにかみがちな心の美しさは隠せやしない


輝きを包み隠そうとする暗闇

まぶしく人の目を眩ます灼熱の日の光

揉み合って君の前に立ちはだかっても

君の心はそうある他はないように澄みきっている

自然が美しいのに理屈がないように

僕が君を思い慕うのに理由はない

空や海や山や川が美しいのと同じように

君はあるがままで美しい


美は永遠不変にそこにあるのではなく

生成流転して移り行く

常に可変的で主体がそれを創り上げていくものだ

蒼い空が眩しすぎて明るい光が目に染みる


君が口ずさんだ優しい詩は僕の心のなかに落ちていく 

だから、青空へ言葉を送るよ! 心から愛していると

世界は素敵だ!今この時を忘れない

もっともっともっと君が知りたい!




  



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