Vesper/ベスパー
「Vesper/ベスパー」をやっと見ました。予告編だけ見ると、「風の谷のナウシカ」をコピったような印象ですが、確かに最終戦争の後、地球が廃墟のようになって小さな集落の少女が、遺伝生物学みたいな実験をしていて、…
といった骨子は、ナウシカをヒントにしているようですが、その最終戦争の設定が違うし、生き残った優秀な階層が、シタデルという特別な世界に住んでいて、その他の人たちは外に半ば捨てられているとか、細部はかなり違います。
全体として、なんだか、ドストエフスキーの「カラマーゾフの兄弟」のような陰気な愛憎劇になっていて、台詞のある登場人物は４人だけ、舞台劇のようです。
リトアニアの映画というのは、これが初めてです。
★★★
