月白にて 日記 2025/08/13 22:58:10 薄墨の夜を裂き 風ひとすじ、衣を撫でる 静けさに咲くは 蓮か、それとも 己が胸に灯る ひとしずくの慕情か 経の声は 水のように 音もなく流れゆき ただ、ひとり 灯明のかげに 影を伏せる 世を離れ 肉を捨て なお なお 美しきものに心惑う 指先に触れし 塵ひとつ それさえも 愛しき刹那 月白(げっぱく)の空を仰ぎ わが煩悩に 静かに 花が散る #日記広場:日記