まどろみ

通知音は、肌を撫でる

日記

午後三時、カーテンの隙間から差す光が、肌にゆるやかな影を落とす。
テーブルの上、スマートフォンが震え、画面に浮かぶ言葉は短く、しかし熱い。



彼の文体は、まるで指先で首筋を撫でるように、静かに入り込んでくる。









紅茶の香りはもう感じられず、
部屋の空気は、彼の気配で満たされていた。


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