セカンド

秋の色に

小説/詩

派手なカラーに彩られた夏も終わり
少し控えめな今は白黒の秋がやってきた

急いで季節に色を付けていこう

高く高く青く澄んだ空
広く広く黄色と紅に燃える木々の葉

新しい季節がやってきた

あなたの心に映りこんだ私を
あなたは何色に変えてくれるのだろう

私の心に映りこんだあなたを
新しい色に変えていく私がいる

高ぶる気持ちを抑えきれない

私たちは抱き合ってここにいる
秋の風の中に

秋が呼吸をし始めた
私たちと手を取り合って





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