セカンド

銀杏並木

小説/詩

黄色い絨毯の上を歩く 
秋の日

少し冷え切った空気に
枯葉を踏む音が浸み込んでいく

黄色に染まった葉は雲のように天に覆いかぶさり
その間から澄んだ青い空がのぞいている

枯葉を踏む音は
あなたのささやく声のよう

あなたは澄んだ青空になって
わたしを見守ってくれている

やさしく秋の風が吹いた
いくつもの葉が舞い落ちてくる

一つ一つが
あなたからのメッセージだ

枯葉が舞い上がり
足元にあなたへの道を作る

また風が吹いた
一枚の落ち葉が髪に触れた

あなたの指が
触れた時のように

そっと
そしてやさしく





#日記広場:小説/詩

  • セカンド

    セカンド

    2025/12/04 00:38:23

    Reimy 様

    コメントありがとうございます

    今日から寒い日が続きそう
    風邪をひかないように暖かくしないと・・・

    黄色に染まった銀杏並木に青い空
    毎年の秋ですね

    我が家の近辺では
    紅葉より黄色い葉っぱががぜん多い

    まだ葉は残っているけど
    雪に白く染まらないといいな

    今年の冬は寒いのか暖冬か
    出来れば少しでも暖かな方がいいかな


  • Reimy

    Reimy

    2025/12/03 02:27:38

    今年は秋が駆け足で過ぎていく。
    冬が「どけどけ」と言わんばかりに襲来しそうです。
    木曜日は関東も雪が降る予報ですよ。
    短い秋ですが、お天気に恵まれ、詩のような景色が続いてました。
    後半8行にきゅんきゅんです。
    温かいぬくもりを感じます(´艸`*)