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キチジョウソウ

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九州から関東の太平洋側は晴れる所が多い。
沖縄は晴れ。

【キチジョウソウ】 吉祥草 Reineckea carnea(Andrews)Kunth

               Reineckea carnea

☆キチジョウソウは、
 キジカクシ科スズラン亜科キチジョウソウ属の常緑多年草です。

<概要>

〇キチジョウソウ

キチジョウソウは、花が咲くと縁起が良いとされていまして、
ガーデニングが初めてという人にも育てやすい多年草の植物です。

キチジョウソウは滅多に花を咲かせない為、
「花が咲く=吉事が訪れる」という言い伝えがあり、
縁起の良い植物とされてます。

さらに仏教や中国との伝承とも結びつき、幸福や祝福の象徴とされてきました。

@縁起が良いとされる理由

 キチジョウソウは常緑多年草ですが、
 株数の割に花を付ける株は少なく、花が咲くのは珍しい現象です。

 その為「花が咲くと良いことが起こる」と信じられるようになりました。

 ★キチジョウソウの縁起伝承

  □仏教とのかかわり
  
  ・お釈迦様が菩提樹の下で悟りを開いた際、
   キチジョウソウを敷いて座したという伝承があります。

  ・この為、キチジョウソウは「成道の草」として尊ばれ、
   修行者が座る際に敷けば障害が無く、毒虫もよらないと説かれます。

  ・仏教儀式ではキチジョウソウを編んで供え物を置く蓆(むしろ)にする等、
   清浄や吉祥の象徴として用いられました。

  ◆成道(じょうどう)の草

   仏教において「成道」とは悟りを開き、仏となることを指します。

   特にお釈迦様が菩提樹の下で悟りを開いた事を祝う日が、
   「成道の日」と呼ばれまして、
   仏教の教えが誕生した瞬間を記念しています。
   
   この日は仏教徒にとって、非常に特別な意味を持ちまして、
   悟りを得る道を歩むことを示す、重要な日です。

   △成道の日

    12月8日で、この日はお釈迦様が悟りを開いたことを記念する日で、
    仏教の重要な行事の一つです。

  ■中国での云い伝え
  
  ・家に植えて花が咲きますと「吉祥(良いこと)」が訪れるとされています。

  ・別名「吉祥蘭」や「観音草」とも呼ばれていまして、
   観音菩薩様や吉祥と結び付けられます。

  ・花が咲くと幸せや祝福を齎(もたら)すとされていて、
   祝い事や吉事の象徴として扱われます。

  ◇観音草

   キチジョウソウは、観音菩薩様のご慈悲や吉祥の象徴と結び付いて、
   仏教的な伝承ではお釈迦様が悟りを開いた、
   菩提樹の下に咲いていたとも伝えられています。

   ▼観音菩薩様との関係
   
    観音菩薩様とは、人々の心を察知して助ける菩薩です。

    親しみを込めて、観音様とも呼ばれます。

    菩薩の中で「〇〇観音」と名の付くものは、
    全て観音菩薩様に当てはまります。

    観音菩薩という名前は・・・

    ・観世音(かんぜおん)菩薩

    ・観自在(かんじざい)菩薩

    これらを略したものでありまして、
    「全ての物事を自由自在に見る」という意味があります。

    その名の通り、観音菩薩様は、人々の心を直ぐに察知して助けてくれる、
    優しくて身近な存在です。

    又「観音経」というお経にも、
    「観音菩薩様の名を一心に唱えれば、必ず救ってくださる」と、
    書かれていることから、昔から大きな人気を集めています。

    観音菩薩さまは救う相手や状況に応じて、
    幾つもの姿に変身するといわれていまして、
    そのほとんどは多くの顔や腕を持つ、超人的な姿かたちをしています。

    そんな観音菩薩様の中でも
    変身していない本来の姿(最も人間に近い姿)のものを、
    「聖(しょう)観音」といいます。

    聖観音以外の観音菩薩様は、何らかの姿に変身している為、
    「変化(へんげ)観音」と呼ばれています。

    変化観音には、頭に11の顔を持つ「十一面(じゅういちめん)観音、
    1000本の手で人々を救う「千手(せんじゅ)観音等があります。

   ▽吉祥とのつながり

    ・「吉祥」とは仏教やインド思想で、
     「めでたい兆し」や「幸福の到来」を意味する言葉です。

  ■日本での伝承

  ・中国から渡来しまして、
   庭に植えますと、花が咲いた年は家に良いことがあるとされています。

  ・皇居外苑でも「吉祥があると花が咲く」という伝説が紹介されています。

  ◇皇居外苑での伝説

   ・皇居外苑(特に北の丸公園)では、
    キチジョウソウの花が咲くと吉事が訪れるという伝説が語られています。

   ・逆に「吉祥があると花が咲く」ともいわれまして、
    幸運と開花が相互に結び付いた縁起物の植物とされています。

   ・花は葉の陰に隠れて咲く為、
    散策中に見つけると「幸運に出会った証」として喜ばれます。

   ▲北の丸公園

    住所  :東京都千代田区北の丸公園1-1

    電話番号:03-3211-7878

    北の丸公園は、江戸時代に江戸城北の丸があった場所で、
    明治時代からは近衛(このえ)師団の兵営地として利用されていました。

    1969年に昭和天皇の還暦を記念して開園されまして、
    現在は皇居と一体となった森林公園として、
    多くの人々の親しまれています。

    公園内には、ヤマモミジやケヤキ、コナラ、
    クヌギ等の木々が植えられまして、自然環境が整備されています。

@分布

 関東から九州、中国に分布しています。

@開花時期

 9~12月です。

@名前の由来

 ☆和名

  キチジョウソウの和名は「吉祥草」です。

  「吉祥」とはめでたいことを意味しまして、
  吉事があると、開花するという言い伝えが名前の由来です。

 ★学名の「Reineckea」

  ドイツ人の園芸家である、Reineckeさんへの献名で、
  「carnea」は「肉食の」という意味を持ちます。

@葉

 葉は根元から双生(そうせい)して生えまして、細長い線形をしています。

 柄や毛は無く、常緑で明るい緑色です。

 ☆草丈
 
  約10~30cmぐらいまでと、高く伸びていきます。

@花
 
 花は淡い紅紫色で、秋から冬にかけて咲かせます。
 
 6枚の花弁が反りかえるように咲きまして、外側は濃紫色です。

 上の方には雄蕊だけの雄花が、
 下の方には雄蕊と雌蕊を持つ、両性花が咲かせます。

@花言葉

 縁起が良いとされる特徴から、
 「吉事」「祝福」「よろこび」等の花言葉があります。

問題 キチジョウソウの実についてですが、
   次の文章の〇に入る言葉を教えてください。
 
   キチジョウソウは、花が咲いた後に紅紫色の実を付け、
   水分を多く含んだ柔らかい「〇果」と呼ばれる種類です。

1、液

2、柔

3、蒴

ヒント・・・〇〇果

      果皮の一部が多肉質や多汁質になっている果実の総称で、
      ブドウやトマト、ミカン等が代表例です。
      
      〇果は食用として、親しまれる果実が多いです。

お分かりの方は数字もしくは〇に入る言葉をよろしくお願いします。



 

   



    




 

  





   











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