性格の悪い神さま
あるところに性格の悪い神様と、凡庸なサラリーマンがいました。
そして凡庸なサラリーマンの国には、とてつもなく賢い学者がいました。
とてつもなく賢い学者には長年解けずに苦しんでいる問題がありました。
この問題は、どんなに素晴らしい頭脳を持っている学者でも解けない
問題でした。
いじわるな神さまはそんな人間界を見て、アハハと笑っていました。
そこで性格が悪いので、とてつもなく意地悪な事を考えました。
とてつもなく賢い学者には、その問題の答えが載っている紙がある秘密の家の
場所を教え、凡庸なサラリーマンには理由も教えず家のドアを開ける鍵を与える
ことにしました。
そして賢い学者の夢に現れて家まで行ってごらんとささやき、凡庸なサラリーマン
にはそれが何なのかも教えず、宝だと言って鍵を渡しました。
賢い学者は夢で教えられた通り家まで行きましたが、頑丈なドアには鍵が
掛かっており、どんな方法でも開けることができませんでした。
凡庸なサラリーマンは鍵だけ渡されても、どこでどのように使っていいかも
分からずただ宝の持ち腐れになってしまいました。
こうしてただ無意味に時が過ぎていくのでした。
枯葉
2025/12/13 21:49:41
> 頑固な僕さん
世の中がうまく機能していないと解決できない事が
あります。
頑固な僕
2025/12/13 18:01:47
馬鹿で凡庸な人間にはリーマンの法則など数学の問題を解いてあげても理解不能だしその価値もわからないでしょう 昔からよく言われることです 豚に真珠 価値を知らないたとえですね 死にそうな空腹時に満漢全席より梅のおにぎりに豆腐の味噌汁まずはお腹いっぱいに 欲しいものが一番で ふつうの人間は幸せに生きています