アリスのクラクラビームを観測せよ!
「アリスちゃんの可愛さでクラクラしている間に逃げ出している可能性もあります。アリスのクラクラビームをくらってます」
その一報で、アリス研究者たちの間に激震が走った。
アリスは特殊攻撃能力を持たないという、これまでの学説を覆すものだったからだ。
研究班は観測を試みるも、あらゆる観測機器でも反応が得られなかった。
急遽、新たな観測機器を開発することが決まった。
しかし、コラボ期間の終了は間近に迫っている。
観測機器の開発は間に合うのか!?
開発者たちの戦いが始まった。
『プロジェクトZ ~開発者たち~』 アリスのクラクラビームを観測せよ!
装置の開発は難航を極めていた。
そもそもビームの性質も分からない。
まずはビームの波長を観測することから始めた。
計測班はアリスの出没スポット付近に観測機器を設置するが、近すぎるとアリスが異変を察知し逃げ去ってしまう。
遠すぎるとセンサーの感度が不足する。
センサーの感度上げるとノイズを拾い過ぎて、肝心のビームの反応が埋もれてしまう。
まったく成果の上がらない観測班に焦りが生まれた。
やがて、観測班のメンバーから、一人、二人と、脱落者が出始めた。
口々に「アリスのことを調べるべきではない」「アリスは神聖なもの」などと言い残して。
何らかの精神系の攻撃を受けているようだった。
観測班には「ニコット神社のお守~2026~」が支給された。
わずかながら精神耐性を上げる効果がある。
それでも、脱落者が出続け、観測班は崩壊した。
プロジェクトリーダーのAは機器の設計・製作が専門だったが、製作班を離れ、観測班に加わわざるを得なくなった。
そして、わずかに残った観測メンバーも脱落し、観測班はAただ一人となってしまった。
かつての仲間たちが残していったたくさんのお守りを抱えながら一人で観測を続けるも、ついにAは過労で倒れてしまう。
どれほどの時間、眠っていただろうか。
Aが目を覚ました時、ニコッとタウンの広場にはやわらかな日差しが降り注ぎ、小鳥の優しい歌声が聞こえていた。
そして、自分の横にアリスが寝ていることに気が付いた。
とてもかわいらしい寝顔で、この眠りを妨げることが、どんなに酷いことであるかに思い至った。
「この寝顔を見られるなら、アリスを捕まえられなくたっていい。いや、捕まえるなど、とんでもないことだ」
リーダーのAが離脱したことにより、プロジェクトチームは解散した。
「チョコッと農園」コラボ終了後、プロジェクトの元メンバーたちは、チョコッと農園に移住し、『神聖アリス教団』を設立。
アリスの生息地域の環境保全、密猟者の取り締まりなど、アリスの保護に努めているという。
『プロジェクトZ ~開発者たち~』 アリスのクラクラビームを観測せよ! 【終】
「先生! 結局のところ、アリスのクラクラビームって何だったんですか?」
「わからん。ただ一つ言えることは、世の中には知らない方が良いこともあるということだ」
※本稿の内容は独自の解釈と妄想に基づくもので、公式の設定とは関係ありません。
きたあかり
2026/01/17 08:32:17
> sanngoさん
ありがとうございます。
そうですね、特殊効果で逃げやすいのでしょうね。
さらに、チェシャ猫さんは特殊効果で発見もしづらい!
私も最後まで粘ってみます。
チェシャ猫さんが捕獲できると良いですね。
sanngo
2026/01/17 01:20:57
面白い考察です!
アリスとチシャ猫さんも特殊効果で逃げるのかな・・
しばらく1日何回か通ってチシャ猫さん捕まえたいです