報われない所作
今日も僕は、
穴のあいたバケツで水を運ぶという所作を繰り返す。
こぼれる音だけが、
自分が何かをしている証になる。
地図はある。
ただしゴールだけが消えている。
砂漠に種をまく手つきは、
もう祈りに近い。
芽が出ないと知りながら、
その動作だけが丁寧になる。
努力は成果にならず、
所作として身体に沈殿していく。
僕は鍵のない鍵束を揺らし、
開かない扉の前に立つ。
そこに立つこと自体が、
すでに一つの完成された動きだ。
そして思う。
報われないのは行為のほうで、
生きていること自体は、
最初からもう、
報われているのではないかと…
微睡(まどろみ♆
2026/01/24 23:10:47
> PiPi。さん
永遠に続く
PiPi。
2026/01/24 21:36:25
洗濯物がカゴから消えている時間の短いことよ!