旧統一教会系 「中道」野田氏支援 写真は本人
●「旧統一教会系が野田佳彦氏支援」 関係者証言「教団施設で『巨人の星』替え歌で激励」 (産経新聞)
https://www.sankei.com/article/20260126-2KP5IIXATBH3VE42KWUGQD2CSE/?outputType=theme_election2026
●中道・野田佳彦代表「写っているのは私で間違いない」 旧統一教会関係者との写真報道に (産経新聞)
https://www.sankei.com/article/20260127-CKYNU2ZZ3FJ6ZNZEYLFIVBVZOQ/
新党「中道」の野田佳彦代表について、民主党時代(平成12~21年)に世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の政治団体「国際勝共連合」から選挙で全面的に支援を受けていた事が明らかになりました。
平成13年には後援会「佳勝会(かしょうかい)」を結成するなどして、約10年間にわたり組織的な選挙支援を行っていたと複数の教団関係者が証言しました。野田氏が教団施設を訪れた事実や、旧統一教会関係者との写真についても野田氏は「写っているのは私で間違いない」と認めています。
野田代表が旧統一教会から支援を受けていたこと自体も驚きですが、それ以上に、衆院選を目前に控えたこの時期に問題が表面化した点に強い違和感を覚えます。
2022年の安倍元総理銃撃事件を契機に、統一教会問題は社会的な大議論となり、宗教二世や家庭崩壊の問題がニュースでも大きく取り上げられました。当時は複数の政治家と旧統一教会の関係が次々と明らかになり、政治と宗教の癒着が厳しく問われた時期です。その流れを踏まえれば、野田氏のケースもその時点で表に出ていても不思議ではありませんでした。
しかし実際には、立憲民主党と公明党が新党「中道」を結成し、衆院選に向けて動き出したまさにそのタイミングで報道が出ました。この点が、単なる偶然とは思いにくい理由です。
さらに、立憲民主党が「中道」に合流する際、原発政策、安全保障、辺野古基地移設といった基本方針で公明党側に大きく譲歩しました。これまで立憲民主党や野田氏を支持してきた団体、共闘してきた勢力にとって、この方針転換は受け入れがたいものであり、「裏切り」と受け止められても不思議ではありません。
こうした不満や反発が背景にあるとすれば、新党「中道」に打撃を与えるために、野田氏の旧統一教会問題がこの時期に表面化した可能性も考えざるを得ません。もちろん断定はできませんが、時期の一致と政治的利害の構図を踏まえると、何らかの意図が働いたのではないかと勘ぐってしまいます。
今回、野田氏に統一教会問題が浮上しましたが、メディアの追及が与党議員の場合と温度差があるとすれば、メディアのダブルスタンダードは問題です。
現在、野田氏は野党議員かもしれませんが、野田氏が教会から選挙支援を受けていた平成21年(2009年)は、所属する民主党が総選挙で圧勝し、政権交代が起きて鳩山由紀夫内閣が誕生した年です。野田氏は鳩山内閣で財務副大臣に就任しています。
また、野田氏には元総理の肩書もあります。自民党以外の総理経験者で議員バッチを付けているのは野田氏のみです。それだけに、何か問題が発生した場合の説明責任は、一般の野党議員よりも大きいのではないかと考えます。