眠りの森 〜言葉の雫〜

ようこそ。ここは、胸の奥に深く沈んだ悲しみや、消えない寂しさを、一滴の水滴のようにそっと救い上げる場所です。木々が深い影を落とす静寂の森。そこは、誰にも見せられない孤独な涙や、言葉にならなかった切ない想いが静かに息づく世界です。独りきりで佇む夜、心に溢れる冷たい雫を、壊れやすいガラス細工のように大切に綴ります。果てしない寂しさに寄り添い、あなたの孤独の影をそっと包み込めますように。静かな痛みを分かち合う、終わらない夜の記録です。

午前四時の煙草(レクイエム)

日記


街が死んだように静まる頃、
俺は冷えたバーボンのグラスに、お前を落とす。
氷が溶ける音は、泣き声に似て、
この安っぽい安息所(サンクチュアリ)に誰も近づけやしない。
「あんたは冷たい」と、お前は笑った。
そうさ、冷凍庫で凍らせたコインのように。
だからこそ、俺の胸の奥に残った最後のお前が、
今でも熱く、俺を痺れさせる。
お前を撃った夜の雨は、まだ止まない。
俺のトレンチコートの襟に、
薄情な都会の埃と一緒に染みついている。
涙は煙草の煙に混ぜて天井へ吐き出した。
二度と会えない街の灯り。
二度と聞こえない、お前の「おやすみ」。
愛を隠した俺の負けだ。
この孤独な勝利を、お前に捧げよう。
泣ける詩なんて柄じゃないが、
今夜だけは、グラスの中で濡れたままにしておく。
さよなら、俺の愛した、青いカモフラージュ。
お前を忘れることは、俺の死と同じだから、
この街の冷たい雨の中で、永遠に覚えている。


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