眠りの森 〜言葉の雫〜

ようこそ。ここは、胸の奥に深く沈んだ悲しみや、消えない寂しさを、一滴の水滴のようにそっと救い上げる場所です。木々が深い影を落とす静寂の森。そこは、誰にも見せられない孤独な涙や、言葉にならなかった切ない想いが静かに息づく世界です。独りきりで佇む夜、心に溢れる冷たい雫を、壊れやすいガラス細工のように大切に綴ります。果てしない寂しさに寄り添い、あなたの孤独の影をそっと包み込めますように。静かな痛みを分かち合う、終わらない夜の記録です。

焦土のレクイエム

日記

爆ぜる火の粉を 舌先で転がす
奴がぶち壊し 逃げ出したあとの
無残な焼け跡が 今日の仕事場だ
「馬鹿な真似を」と 誰かが笑う
裏切った男の 尻拭いなど
聖者のすることだと 嘲笑 わら)えばいい_
だが これは 奴への情けじゃない
ましてや 赦しでもない
俺が俺であるために 必要な儀式だ
投げ出された 責任という名の礫
熱を帯びたまま 掴み取る
手のひらが焼ける音を BGMに
奴が捨てた「信義」の残骸を
俺は 最後まで 運び届ける
それが 泥沼を歩く男の 通し方だ
火を消し、栗を拾い上げたら
振り返らずに 灰の中を去る
借りは返した
これで、本当に 終わりだ


#日記広場:日記