眠りの森 〜言葉の雫〜

ようこそ。ここは、胸の奥に深く沈んだ悲しみや、消えない寂しさを、一滴の水滴のようにそっと救い上げる場所です。木々が深い影を落とす静寂の森。そこは、誰にも見せられない孤独な涙や、言葉にならなかった切ない想いが静かに息づく世界です。独りきりで佇む夜、心に溢れる冷たい雫を、壊れやすいガラス細工のように大切に綴ります。果てしない寂しさに寄り添い、あなたの孤独の影をそっと包み込めますように。静かな痛みを分かち合う、終わらない夜の記録です。

冷たい救済

日記

石造りの尖塔が、鉛色の空を突き刺している。
降り続く雨は、祈りの言葉さえも地上へ叩き落としていた。
教会の扉は重く、沈黙を守っている。
ステンドグラスの聖母は、
冷たい雫に濡れながら、救うべき魂の数を数えていた。
俺のコートに染み込むのは、ただの雨水ではない。
この街にこびりついた、罪と後悔の重みだ。
懺悔室の闇の中で、
誰かがついた嘘が、湿った空気の中に溶けていく。
神が沈黙を貫くなら、
俺はこの雨の音を、最後の証言として聞くだけだ。
祈りは届かない。
だが、この冷たさだけは、確かに俺の皮膚に生きている。


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