眠りの森 〜言葉の雫〜

ようこそ。ここは、胸の奥に深く沈んだ悲しみや、消えない寂しさを、一滴の水滴のようにそっと救い上げる場所です。木々が深い影を落とす静寂の森。そこは、誰にも見せられない孤独な涙や、言葉にならなかった切ない想いが静かに息づく世界です。独りきりで佇む夜、心に溢れる冷たい雫を、壊れやすいガラス細工のように大切に綴ります。果てしない寂しさに寄り添い、あなたの孤独の影をそっと包み込めますように。静かな痛みを分かち合う、終わらない夜の記録です。

鋼鉄と蒼白の棺

日記

デッキの鉄柵(フェンス)を凍らせて
世界はすべて、白と黒に色を変えた
エンジンは唸り、海を切り裂くが
どこへ行こうが、ここは冷たい牢獄だ
誰かが密かに持ち込んだ、安い煙草の煙と
バーボンの中の、孤独な氷が溶ける音
「愛してる」なんて言葉は、この海風に吹かれれば
すぐに乾いて、粉々に砕け散る
窓の外は、死神の吐息のように白い
ラウンジのピアノは、最後のワルツを奏でる
昨日までの恋人が、誰の腕で眠っていようと
俺の知ったことじゃない
残ったのは、冷え切った感覚を失うほど冷え切った指先
このどうしようもない、退屈な夜だけ
さあ、もう一杯。
この雪のように、すべてが白くなるまで
記憶も、痛みも、拭いきれない硝煙の匂いでさえも
俺はただ、白濁した視界の向こう側を眺めている。


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