眠りの森 〜言葉の雫〜

ようこそ。ここは、胸の奥に深く沈んだ悲しみや、消えない寂しさを、一滴の水滴のようにそっと救い上げる場所です。木々が深い影を落とす静寂の森。そこは、誰にも見せられない孤独な涙や、言葉にならなかった切ない想いが静かに息づく世界です。独りきりで佇む夜、心に溢れる冷たい雫を、壊れやすいガラス細工のように大切に綴ります。果てしない寂しさに寄り添い、あなたの孤独の影をそっと包み込めますように。静かな痛みを分かち合う、終わらない夜の記録です。

濁流の沈黙

日記

視界はミルクをぶちまけたような白
ダムの巨大なコンクリート壁が、亡霊のように浮き上がる
湿った冷気が、コートの襟から這い上がり
煙草の火を、容赦なく奪い去った
底に沈んだ村の記憶など、誰も語りはしない
水の重みに押し潰され、錆びついた生活
タービンの低い唸りは、地下深くの呻きか
あるいは、すべてを呑み込んだ男の吐息か
手すりに置いた指先が、冷たく凍りつく
追いかけてきた真実も、この霧の中では輪郭を失う
投げ捨てたマッチの軸が、闇へと吸い込まれ
水面を叩く音すら、ここまでは届かない
俺たちは皆、この巨大な蓋の上に立っている
出口のない水を溜め込み、決壊を待つだけの器
霧が晴れる頃には、すべてが変わっているだろう
あるいは、何ひとつ変わらずに ただ俺という影法師がこの冷たい沈黙と最後の一瞥を交わして去るだけさ_


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