思いつき

しゅか

日々思ったことのらくがき

黒い家

小説/詩

貴志祐介さんの小説


旅行中の待ち時間にガッツリ本を読もうと思って。
借りてみました。

生命保険会社で、査定業務を担当する若槻慎二は、
「自殺は保険金が出るのか?」という問い合わせの電話をうける。
自殺を考えているなら、思いなおすよう伝えた。
そのあと、加入者から名指しの要請を受け、訪問すると。
その家の子供が首つり自殺しているのを目撃してしまう…

日本ホラー小説大賞受賞作。保険金殺人がテーマ。
30年くらい前の小説なので、
自宅に固定電話があり、留守番電話が使われている。

30年前でも、従業員の住所や電話番号は漏れないはすだけど。
自宅へ秒間隔で無言電話がMAXで入っていたり。
主人公へあてた彼女からの手紙を見られて、彼女も誘拐されるって怖すぎる。
…イマドキの恋人同士が文通するかはともかく。

ネタばれを書いてしまうけど。
菰田幸子怖すぎます。小説の中の描写を書くと、
香水ひと瓶あびたような強烈なにおいを漂わせていて。
四白眼(黒目が小さい)らしい。
中年女子なのに、成人男子と対決するって…

映画化もされていて、大竹しのぶさんがやったらしい。
だんな役は西村まさ彦さん。
キャストを聞いただけでも怖そうです。
映画の評価はイマイチみたいですが。

原作は京都の話だけど、映画はなぜか金沢になってるので、
ちょっと雰囲気も違うのではないかな。
菰田幸子の「なますにしたるわ」を関西弁で言われたら、震えあがる。

保険金のためなら指を切り落とし、わが子も手にかける。
黒い家には無数の犠牲者が…
やっぱり人間味がない殺人鬼は怖い。


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