まどろみ

自分勝手

日記

誰とも付き合いたくない、
その言葉は
冷たい刃ではなく、
静かな湖の底に沈んだ
一片の月のようだ。

触れ合えば、
きっと温もりはあるのだろう。
けれど
温もりは同時に
形のない鎖でもある。

わたしはまだ、
誰の名も刻まれていない
この孤独を
白い花のように
胸の奥で咲かせていたい。

約束は、
甘い香りのする檻。
視線は、
やさしい棘。

だから今は
誰の手も取らない。

ただ
夜の静けさとだけ
ゆるやかに寄り添いながら、
自分という影を
ひとりで愛でている。


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