眠りの森 〜言葉の雫〜

ようこそ。ここは、胸の奥に深く沈んだ悲しみや、消えない寂しさを、一滴の水滴のようにそっと救い上げる場所です。木々が深い影を落とす静寂の森。そこは、誰にも見せられない孤独な涙や、言葉にならなかった切ない想いが静かに息づく世界です。独りきりで佇む夜、心に溢れる冷たい雫を、壊れやすいガラス細工のように大切に綴ります。果てしない寂しさに寄り添い、あなたの孤独の影をそっと包み込めますように。静かな痛みを分かち合う、終わらない夜の記録です。

件名なし

日記

窓の外の雨を、あんたは「憂鬱だ」と言い
私はそれを「証拠隠滅にちょうどいい」と考える
違う世界に住む二人が、こうして言葉を交わすのは
深夜の交差点で、一瞬だけ信号が青になるようなものだ
挨拶は短くていい。
私の影が、あんたの光を遮ってしまう前に。

運命の女神は、いつも気まぐれにサイコロを振る
たまたまあんたの目の前に、私というハズレクジが落ちただけさ
初めまして。
握手はよそう。私の手は、安物のタバコと皮肉で汚れている。
代わりに、この静寂を共有しよう。
それがこの街で、私が差し出せる唯一の綺麗なものだ。


あんたの歩く道が、いつも舗装されていることを願うよ。
ぬかるみに足を取られるのは、私一人で十分だ。
だが、もしも夜の闇が深すぎて
自分の足元が見えなくなった時は、思い出してくれ。
闇の中で目を凝らすことだけが取り柄の、
私という男がいたことを_


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