眠りの森 〜言葉の雫〜

ようこそ。ここは、胸の奥に深く沈んだ悲しみや、消えない寂しさを、一滴の水滴のようにそっと救い上げる場所です。木々が深い影を落とす静寂の森。そこは、誰にも見せられない孤独な涙や、言葉にならなかった切ない想いが静かに息づく世界です。独りきりで佇む夜、心に溢れる冷たい雫を、壊れやすいガラス細工のように大切に綴ります。果てしない寂しさに寄り添い、あなたの孤独の影をそっと包み込めますように。静かな痛みを分かち合う、終わらない夜の記録です。

灰色の雨と、枯れたバラ

日記

安物のバーボンの味は、いつも嘘をつかない
喉を焼く熱さは、失くしたものの数と同じだ
ジュークボックスから流れるのは
場違いなほど甘い『酒とバラの日々』
あの頃、バラは確かに咲いていた
棘があることさえ忘れるほど、赤く、鮮やかに
だが今は、グラスの底に沈んだ氷のように
形を変え、ただ冷たく溶けていくのを待つだけだ
「慕情」などという言葉は、俺には重すぎる
それは雨の夜、街灯の下に捨てられた
誰のものかも分からない、濡れたコートのようなものだ
着るには重く、捨てるにはあまりに寒い
女の香水の残りが、タバコの煙に巻かれて消えていく
追えば追うほど、影は遠のき
掴もうとすれば、指の間を夜がすり抜けていく
もう一杯、マスター
バラの香りは、もう思い出せない
ただ、酒の苦みと
終わらない夜の静寂があればいい_


#日記広場:日記