眠りの森 〜言葉の雫〜

ようこそ。ここは、胸の奥に深く沈んだ悲しみや、消えない寂しさを、一滴の水滴のようにそっと救い上げる場所です。木々が深い影を落とす静寂の森。そこは、誰にも見せられない孤独な涙や、言葉にならなかった切ない想いが静かに息づく世界です。独りきりで佇む夜、心に溢れる冷たい雫を、壊れやすいガラス細工のように大切に綴ります。果てしない寂しさに寄り添い、あなたの孤独の影をそっと包み込めますように。静かな痛みを分かち合う、終わらない夜の記録です。

春の闇、陽炎Ⅱ

日記

街の湿り気を吸い込んだ春の闇は、
冬の名残を消し去るほどに重く、ぬるい。
ネオンの残像がアスファルトの上で、
実体のない陽炎となって、ゆらゆらと逃げていく。
吸い殻を一つ、闇の奥へと弾き飛ばした。
追っているのは仏か、それとも、
この春の熱気に浮かされた、俺自身の幻影か。
手掛かりは、消えかかった香水の残り香と、
決して夜が明けないことを願う、孤独の震えだけだ。
出口のない迷路を、私は春のせいにしながら歩き続ける。
夜が溶けるまで、そのを陽炎追い越すことはできない_


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