星の降る街Ⅱ

日記

街の灯りは死に絶え
夜の淵だけが呼吸している
バーボンの氷が溶ける音さえ
この静寂には、いささか騒がしすぎる
空を見上げれば
無数の星が、冷ややかな弾丸となって降り注ぐ
それは願いを叶えるための光じゃない
ただ、行き場を失った魂の燃え滓だ
「綺麗だね」
隣で誰かが呟いたとしても
俺はただ、煙草の煙でその声を遮るだろう
感傷は、防弾チョッキを貫く毒になる
星の降る街
ここでは誰もが、何かの報いを待っている
銀色の雨に打たれながら
消せない傷を、闇の中に隠し持っている
夜明けまで、あと数ミリ
降る星が、俺の影をアスファルトに縫いつける
動けないまま、俺は次の弾丸を待つ
この、美しすぎる地獄の底で_


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