nicotama

ストレス解消法③

日記

4.ストレスへの対処

(1)ストレスの軽減・緩和

私たちがストレスをうまく処理できないと、そのストレスは増幅され、心身の異常を発生させることになります。自分ひとりで対処できないようなストレス強度の場合は、特に心拍数や血圧の異常を引き起こし、そして、不安や恐怖などの心理的負荷を感じることになります。しかし、私たちは、これらのストレスに対して緩和するべくいろいろな対応を試みます。

ストレスに対処する行動をストレスコーピングといいます。
ストレスコーピングの分類としては、ストレスそのものに対する働きかけによってストレスをなくしてしまう方法、ストレスに対して自分自身ならびに周囲の人の協力を得て解決する方法、ストレスによって発生した自分の不安感や怒りなどの感情を周囲の人たちに聴いてもらうことによって発散する方法などがあります。

 いずれにしても自分で対応しきれないストレスに対しては、自分ひとりで解決するよりは、自分の力と周囲の人たちの力を合わせて、よりよい解決の糸口を見出すことが重要です。また、日頃からストレスが発散できるよう、趣味や生きがいとなるものを持つことも必要です。そして、問題解決のために協力してもらえる人間関係の構築も重要となります。窮地に陥った時に相談できる人を持つことは、極めて重要なことです。私たちは人と人が作ったものから、そして自然からもストレスを受けますが、一方でそれらはストレスを癒す大きな存在でもあるのです。

(2)相談

 自分で対応しきれない大きな問題を抱えた時には、自分ひとりで解決するにはかなりの時間と労力を要することになり、結果として心身の不調を招くことになりかねません。そのような時には、信頼できる人や専門家に相談することが必要となります。仕事のことで行き詰まった時には同僚や上司に、心身の異常であれば医療の専門家に、金銭に係る法的問題であれは法律の専門家になります。相談窓口を設けている企業もありますし、また、公的な機関が相談窓口を設けていますので、専門家に相談することで問題解決の糸口を見出すことが期待できます。

 また、不安や心配が全面に出ている場合には、カウンセラーにまずは相談することが勧められます。多くの専門家に相談することで、解決に至る時間が短縮されたり、よりよい解決方法が見出されることになります。すぐに解決策が見出されない場合、自分で何とかしてみようとしたけれどもうまくいかない場合には、それぞれの専門家に相談することが勧められます。本サイトでは、専門相談機関を紹介しています。

(3)具体的な対処

不快な職場環境によって、日々ストレスを感じている場合(たとえば受動喫煙)は、上司などに相談して、職場の環境改善に取り組んでもらうようにしましょう。上司が無関心な場合には、衛生管理者、産業保健スタッフに相談してみましょう。職場の環境改善には多くの人が関心をもっているので、改善に前向きに取り組んでもらえるでしょう。

 人生において希に遭遇するような重大な出来事に直面するようなことがあると、その後にこころの不調に陥ることがあります。会社で大きな事故があり目の当たりに見てしまった、大事件に巻き込まれ悲惨な、耐え難い経験をした、などはその一例です。直面した時は「動転しているだけ」と思っていても、その後気分が落ち込み、眠れなくなるといった症状が現れることがあります。そのような場合には、カウンセラーや精神科医に相談し、早期に適切なアドバイスを受けることで、その後のこころの不調を予防することができます。

 また、職場において上司からパワーハラスメント(いじめなど)を受けた場合は、職場の相談窓口で事情を話して対策を講じてもらったり、公的機関における相談窓口で相談したりするとよいでしょう。昨今の企業を取り巻く環境は厳しく、残業が増え、長時間労働で心身の不調に陥った場合には、産業医や医師の面接指導を受けることができます。

5.家族のサポート

「家族に対して申し訳ない・・・」、「家族が理解してくれない・・・」。そんな気持ちを抱いている方もいらっしゃるかもしれません。メンタルヘルス不調から回復するためには、「家族のサポート」がとても大切です。いちばん身近で自分を分かってほしい相手、それが家族だからです。しかし、家族だからこそ、あなたに「こうあってほしい」と思うあまり、あなたのストレス状況や病気を理解してもらえないこともあります。そんなときは、自責感と孤独感が募ってしまいがちですが、上手に「家族のサポート」を得られるよう、次の方法を参考にして働きかけてみましょう。

(1)メンタルヘルス不調について正しく知ってもらう

病気や治療、今のあなたの状態などを正しく知ってもらうために、通院先への同行を促して主治医やカウンセラーから説明してもらいましょう。メンタルヘルス不調に関する書籍やリーフレットを読んでもらうのもよいでしょう。

(2)家族会などを利用してもらう

病院や保健所などで主催する「家族会」や「家族の集い」など、同じ病の家族を持つ方同士の会に参加してもらうと、家族としての接し方や立場を理解できると同時に、家族も気が楽になります。

(3)自分がどんな状況や状態なのか話す

あなたが今どんな状況でどんな気持ちなのかを知らせることが、理解してもらうことにつながります。なかなか聞く耳を持ってもらえない場合や、話しにくい場合は、手紙やメールを利用してもよいでしょう。

(4)家族への要望を話す

「まずは治療に専念するので見守ってほしい」、「通院に同行して病気を理解してほしい」、「仕事の話はしないでほしい」など、家族に対しての要望を具体的に伝えるようにしましょう。

(5)家族からのメッセージ

「頭では理解しているつもりだけれど、話すとつい感情的になってしまう」という家族も多いと思います。家族も、冷静に自分の考えや気持ちをあなたに伝えるために、たとえばノート交換やメールなどを利用してもらうのもひとつの方法です。

(6)ちょうど良い距離感を保つ

理解してほしいと思うあまり、家族の言動に気持ちが左右されて不安定になってしまうこともあります。しかし、時には家族と物理的・心理的に距離をおくことが必要です。それも、よい関係と安定した気持ちを保つための「家族のサポート」と言えます。
 家族との間の感情は複雑ですから、思うように理解が得られずに辛いと感じるときには、主治医やカウンセラーによく話をして、自分の気持ちを追い詰めすぎないようにしましょう。













#日記広場:日記