眠りの森 〜言葉の雫〜

ようこそ。ここは、胸の奥に深く沈んだ悲しみや、消えない寂しさを、一滴の水滴のようにそっと救い上げる場所です。木々が深い影を落とす静寂の森。そこは、誰にも見せられない孤独な涙や、言葉にならなかった切ない想いが静かに息づく世界です。独りきりで佇む夜、心に溢れる冷たい雫を、壊れやすいガラス細工のように大切に綴ります。果てしない寂しさに寄り添い、あなたの孤独の影をそっと包み込めますように。静かな痛みを分かち合う、終わらない夜の記録です。

雨のバラードに寄せて

日記

降りしきる雨は 舗道を冷たく撃ち抜く
俺の安物のコートを 容赦なく湿らせ
行き場のない未練を 側溝へと押し流していく
あんたの背中は 街灯の光に滲んでいた
銀のしずくが 頬を伝ったのは
空のせいか それとも俺たちの嘘のせいか
傘を差さないのは 弱さを隠すためじゃない
ただ この冷たさだけが
今は唯一の 真実だと思えるからだ
あのアパートの灯りは もう遠い
煙草の煙と 擦り切れたレコードの音
ラララと口ずさむ あんたの震える声が
雨音に溶けて 消えていく
夜は長く 街は沈黙を守る
俺はまた 誰のものでもない明日へ
重い足音を 刻みつけるだけだ


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