眠りの森 〜言葉の雫〜

ようこそ。ここは、胸の奥に深く沈んだ悲しみや、消えない寂しさを、一滴の水滴のようにそっと救い上げる場所です。木々が深い影を落とす静寂の森。そこは、誰にも見せられない孤独な涙や、言葉にならなかった切ない想いが静かに息づく世界です。独りきりで佇む夜、心に溢れる冷たい雫を、壊れやすいガラス細工のように大切に綴ります。果てしない寂しさに寄り添い、あなたの孤独の影をそっと包み込めますように。静かな痛みを分かち合う、終わらない夜の記録です。

硝子(ガラス)の弾丸

日記

雨の夜には 安いウィスキーがよく似合う
琥珀色の液体に沈むのは
昨日撃ち抜いた 誰かの野望の残骸だ
「永遠」なんて言葉を信じるほど
俺は若くもないし おめでたくもない
指先で転がす 使い古されたジッポーの火
揺れる炎に 消えた女の影を重ねる
手に入れたはずの真実は
夜明けの霧に溶けていく 砂の城のように
守り抜いたはずのプライドは
都会の騒音にかき消される 乾いた足音のように
儚(はかな)むなど 柄じゃないと笑ってみても
コートの襟を立てる その一瞬
胸の奥に刺さった 透明な破片が疼く
命は一発の銃声
愛は一時の停電
すべては このグラスが空になるまでの
束の間の 幻(ゆめ)に過ぎない
飲み干してしまえば また独り
冷たい鉄の重みを 腰に確かめ
俺は夜の淵へと 背中を向ける_


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