眠りの森 〜言葉の雫〜

ようこそ。ここは、胸の奥に深く沈んだ悲しみや、消えない寂しさを、一滴の水滴のようにそっと救い上げる場所です。木々が深い影を落とす静寂の森。そこは、誰にも見せられない孤独な涙や、言葉にならなかった切ない想いが静かに息づく世界です。独りきりで佇む夜、心に溢れる冷たい雫を、壊れやすいガラス細工のように大切に綴ります。果てしない寂しさに寄り添い、あなたの孤独の影をそっと包み込めますように。静かな痛みを分かち合う、終わらない夜の記録です。

夜のとばり、あるいは青い煙

日記

よるのとばりがおりるとき
街はもう、誰のものでもない。
ポケットに手を突っ込み
路地裏の湿った風を吸い込む。
ネオンの残像が、
俺のコートの襟を青く染めた。
バーボンのグラスに沈む氷の音は
かつて愛した女の吐息に似ている。
誰もいない。
いや、俺以外、誰もいない。
時計は、答えを急がない。
影がまたひとつ、暗闇に溶けた。
真実なんて、ただの言葉の徒花(あだばな)さ。
欲しいのは、
煙草の煙と、
夜明けまでの、ささやかな沈黙だけ。
俺は、また煙草に火をつける。
さあ、仕事の時間だ。


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