眠りの森 〜言葉の雫〜

ようこそ。ここは、胸の奥に深く沈んだ悲しみや、消えない寂しさを、一滴の水滴のようにそっと救い上げる場所です。木々が深い影を落とす静寂の森。そこは、誰にも見せられない孤独な涙や、言葉にならなかった切ない想いが静かに息づく世界です。独りきりで佇む夜、心に溢れる冷たい雫を、壊れやすいガラス細工のように大切に綴ります。果てしない寂しさに寄り添い、あなたの孤独の影をそっと包み込めますように。静かな痛みを分かち合う、終わらない夜の記録です。

原罪 -Original Sin-

人生

誰もいないバーのカウンター
氷が溶ける音だけが、
静寂を汚していく。
朝になれば、
この街はまた、
正義の仮面を被って目を覚ます。
けれど、俺の掌には、
昔、泥を払った時の手触りが
冷たく残っている。
誰も知らない。
俺自身も、思い出したくない。
ただ、胸の奥の古い傷が、
雨の前に疼くだけだ。
救済なんて、
安っぽいバーボンよりも、
ありふれた幻想さ。
俺たちは皆、
生まれた瞬間に
終わりのない逃走を義務付けられている。
誰のせいでもない。
ただの、原罪だ。
氷が全て溶けたら、
このまま、
闇に溶けてしまおうか。
俺は、グラスの中の、
透明な罪を飲み干した。


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