硝煙とガーデニア
深夜二時のダイナー
回るレコードの溝には
昨日流したはずの涙が
こびりついている
回るレコードの溝には
昨日流したはずの涙が
こびりついている
彼女が口を開けば
安物のジンはヴィンテージに変わり
立ち上る煙草の煙は
天使の梯子を形作る
安物のジンはヴィンテージに変わり
立ち上る煙草の煙は
天使の梯子を形作る
「奇妙な果実」が揺れるたび
街の輪郭は歪み
正義と悪の境界線は
降り出した雨に溶けていった
街の輪郭は歪み
正義と悪の境界線は
降り出した雨に溶けていった
耳に飾った白いガーデニア
それは戦場に咲いた
最後の一輪の誇り
それは戦場に咲いた
最後の一輪の誇り
誰も彼女を救えなかった
ただ、彼女の歌声だけが
俺たちの汚れきった魂を
一瞬だけ、真っ白に洗い流したんだ_
ただ、彼女の歌声だけが
俺たちの汚れきった魂を
一瞬だけ、真っ白に洗い流したんだ_