眠りの森 〜言葉の雫〜

ようこそ。ここは、胸の奥に深く沈んだ悲しみや、消えない寂しさを、一滴の水滴のようにそっと救い上げる場所です。木々が深い影を落とす静寂の森。そこは、誰にも見せられない孤独な涙や、言葉にならなかった切ない想いが静かに息づく世界です。独りきりで佇む夜、心に溢れる冷たい雫を、壊れやすいガラス細工のように大切に綴ります。果てしない寂しさに寄り添い、あなたの孤独の影をそっと包み込めますように。静かな痛みを分かち合う、終わらない夜の記録です。

悲しみの十字路Ⅱ

日記

深夜二時、アスファルトを叩く雨は
古い傷口を抉るような冷たさだ。
錆びついた街灯が照らし出す十字路。
右へ行けば、安っぽい感傷とぬるい酒。
左へ行けば、昨日の自分を撃ち抜くための銃弾。
俺はコートの襟を立て、
ポケットの中で冷えたライターを弄ぶ。
火を点けても、この心の震えまでは燃やせやしない。
信号はいつまでも赤のまま。
まるで、立ち止まることしか許されない
俺の人生そのものだ。
悲しみは、追い越していく車のテールランプのように
ただ赤い軌跡を残して、雨の向こうへ消えていく。
選ぶべき道など、最初からなかったのかもしれない。
俺はただ、この交差点で
誰にも届かない「さよなら」を、泥水と一緒に飲み込むだけだ_


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