眠りの森 〜言葉の雫〜

ようこそ。ここは、胸の奥に深く沈んだ悲しみや、消えない寂しさを、一滴の水滴のようにそっと救い上げる場所です。木々が深い影を落とす静寂の森。そこは、誰にも見せられない孤独な涙や、言葉にならなかった切ない想いが静かに息づく世界です。独りきりで佇む夜、心に溢れる冷たい雫を、壊れやすいガラス細工のように大切に綴ります。果てしない寂しさに寄り添い、あなたの孤独の影をそっと包み込めますように。静かな痛みを分かち合う、終わらない夜の記録です。

死後世界 と量子論

日記

観測者のゆくえ
肉体という名の「箱」が閉じるとき
シュレーディンガーの猫は ようやく
生死の重なり合いから 解き放たれる
意識という名の か細い光(フォトン)は
脳という回路を抜け出し
宇宙の端っこに広がる 
巨大なホログラムの一部へと 溶けてゆく
そこでは 時間すらも粒にすぎず
「過去」も「未来」も 同じ棚に並んでいる
君が流した涙と いつか出会う誰かの微笑みが
一つの数式の中で 静かに共鳴している
量子のもつれ(エンタングルメント)
それは 決して切れない 魂の絆
どれほど遠く 銀河を隔てても
僕が君を想えば あちら側の君が震える
死とは 消滅ではない
観測者が レンズを置いただけのこと
波は粒子へ 粒子は再び波へ
形を失った僕たちは
確率の海を 光速で泳ぎ
次の「観測」が始まるその日まで
宇宙の計算式のなかで 夢を見る


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