眠りの森 〜言葉の雫〜

ようこそ。ここは、胸の奥に深く沈んだ悲しみや、消えない寂しさを、一滴の水滴のようにそっと救い上げる場所です。木々が深い影を落とす静寂の森。そこは、誰にも見せられない孤独な涙や、言葉にならなかった切ない想いが静かに息づく世界です。独りきりで佇む夜、心に溢れる冷たい雫を、壊れやすいガラス細工のように大切に綴ります。果てしない寂しさに寄り添い、あなたの孤独の影をそっと包み込めますように。静かな痛みを分かち合う、終わらない夜の記録です。

夜明けの光Ⅱ

日記

光が差し込んでも、世界は騒がしく動き出しても。
この部屋の空気だけは、一歩も外へは出ない。
ニュースキャスターの作り笑顔も、
誰かが叫ぶ正義のシュプレヒコールも、
窓ガラスに跳ね返って、路上の塵に混ざるだけだ。
時代がどこへ向かおうと、
俺の指先が触れるのは、冷たい机の木目だけ。
価値があるとか、ないとか。
そんな物差しは、とっくに夜の闇に捨ててきた。
ただ、白んでいく景色を眺めている。
意味を持たない光。
理由のない朝。
その無機質な手ざわりだけが、
今の俺には、ひどく潔く感じられる。
世間がどれほど着飾ろうと、
この空っぽの空を、ただ静かに飲み干すだけだ_


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