眠りの森 〜言葉の雫〜

ようこそ。ここは、胸の奥に深く沈んだ悲しみや、消えない寂しさを、一滴の水滴のようにそっと救い上げる場所です。木々が深い影を落とす静寂の森。そこは、誰にも見せられない孤独な涙や、言葉にならなかった切ない想いが静かに息づく世界です。独りきりで佇む夜、心に溢れる冷たい雫を、壊れやすいガラス細工のように大切に綴ります。果てしない寂しさに寄り添い、あなたの孤独の影をそっと包み込めますように。静かな痛みを分かち合う、終わらない夜の記録です。

エプスタイン文書聖域のシュレッダー

日記

カリブの潮風は、潮の香りがしなかった。
混じっていたのは、高級な葉巻の煙と
誰にも届かなかった少女たちの悲鳴だ。
机の上に放り出された、分厚いファイルの束。
それは「名簿」という名の、地獄の招待状。
名前を並べれば、一国の政府がひっくり返り
星の数ほどの勲章が、泥の中に沈むだろう。
奴らは空を飛んだ。「ロリータ・エクスプレス」と揶揄された翼で。
雲の上では法も、神の目も届かないと信じていた。
だが、墜落したのは機体ではなく、彼らの「正義」だ。
青い海に浮かぶ、美しすぎる孤島。
そこは、欲望を隠すための巨大な金庫だった。
鍵を握っていた男は、冷たい監獄の壁の中で
語るべき言葉を、すべて闇に持ち去った。
残されたのは、墨塗りされたインクの染み。
消された名前の数だけ、真実は窒息する。
この街は汚れすぎている。
バーボンを喉に流し込み、俺は文書を閉じた。
氷が溶ける音だけが、静寂を切り裂く。
この世には、暴かれないほうが幸せな罪など
一つも存在しないのだから_


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