記録の墓場
島は静かだった。
打ち寄せる波が、洗っても消えない汚れを運んでいる。
打ち寄せる波が、洗っても消えない汚れを運んでいる。
積み上げられた紙の束。
そこには、世界を動かす指先たちの名前があった。
ある者は祝辞を述べ、ある者は法を説き、
ある者は画面の向こうで微笑んでいた。
そこには、世界を動かす指先たちの名前があった。
ある者は祝辞を述べ、ある者は法を説き、
ある者は画面の向こうで微笑んでいた。
彼らは雲を突き抜け、
法律が届かない高度で、
無邪気な瞳を、ただの「消費財」に変えた。
法律が届かない高度で、
無邪気な瞳を、ただの「消費財」に変えた。
男が死に、言葉が途切れても、
数字と日付はそこに残っている。
豪華なサロン、白い砂浜、
そして、誰にも助けを呼べなかった子供たちの体温。
数字と日付はそこに残っている。
豪華なサロン、白い砂浜、
そして、誰にも助けを呼べなかった子供たちの体温。
黒く塗りつぶされた行間には、
インクよりも深い闇が溜まっている。
暴かれたのは、一部の悪徳ではない。
この世界を支えているはずの、巨大な腐敗だ。
インクよりも深い闇が溜まっている。
暴かれたのは、一部の悪徳ではない。
この世界を支えているはずの、巨大な腐敗だ。
真実は、喉に刺さった骨のように。
抜くことも、飲み込むこともできないまま、
静かに、確実に、
私たちの正義を侵食していく_
抜くことも、飲み込むこともできないまま、
静かに、確実に、
私たちの正義を侵食していく_