眠りの森 〜言葉の雫〜

ようこそ。ここは、胸の奥に深く沈んだ悲しみや、消えない寂しさを、一滴の水滴のようにそっと救い上げる場所です。木々が深い影を落とす静寂の森。そこは、誰にも見せられない孤独な涙や、言葉にならなかった切ない想いが静かに息づく世界です。独りきりで佇む夜、心に溢れる冷たい雫を、壊れやすいガラス細工のように大切に綴ります。果てしない寂しさに寄り添い、あなたの孤独の影をそっと包み込めますように。静かな痛みを分かち合う、終わらない夜の記録です。

おすすめの本は?

今週のお題

「深夜の対話(モノローグ)」
ウィスキーの氷が カチリと鳴る
デスクの上には 一冊の死神
マルクス・アウレリウス『自省録』
Meditations
皇帝(ボス)だった男が 戦場で綴った
自分自身への 逃げ場のない詰問だ
「宇宙の変化に身を任せろ」
そんな悟り(セリフ)を 吐き捨てながら
俺は 消えゆく煙草の灰を見つめる
ストア派の禁欲(ストイシズム)は
銃弾を避ける 防弾チョッキにはならないが
心を殺すには ちょうどいい冷たさだ
その隣で 重厚な革表紙が嘲笑う
マキャヴェッリ『君主論』
The Prince
愛されるより 恐れられろ
獅子の勇猛と 狐の狡知
生き残るための 血塗られたマニュアルだ
正義なんて言葉は 裏通りの溝に捨ててきた
最後に指が触れるのは 
パスカル『パンセ』
Pensées
「人間は考える葦(あし)にすぎない」
風に吹かれれば 折れるほど脆い
だが 思考という名の 鋭いナイフを
俺たちは その胸に隠し持っている
「お勧めは?」と 鏡の中の自分に訊く
答えは 黄ばんだページの中に沈んでいる
真実を知るには 夜が深すぎる
俺は本を閉じ 最後の一口を飲み干した
哲学なんて 孤独を飾る
ただの 上質な額縁(フレーム)さ_


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