終着駅のない夜行列車
重いディーゼルが、闇を噛み砕く音がする
一列に並んだ窓、そこには
それぞれの絶望が、カーテンの隙間に隠れている
一列に並んだ窓、そこには
それぞれの絶望が、カーテンの隙間に隠れている
俺の前のテーブルには、冷え切ったコーヒー
紙コップの縁に残った、苦いだけの沈黙
隣の席は空席だ
そこに座るはずだった奴は、昨日、煙のように消えた
紙コップの縁に残った、苦いだけの沈黙
隣の席は空席だ
そこに座るはずだった奴は、昨日、煙のように消えた
車窓の外は、名前も知らない街の灯火
あれは誰かの平穏か、それともただの幻か
線路の継ぎ目が刻むリズムは
止まることのない、秒針の告白に似ている
あれは誰かの平穏か、それともただの幻か
線路の継ぎ目が刻むリズムは
止まることのない、秒針の告白に似ている
行き先なんて、チケットの裏にでも書いておけ
俺たちは皆、何かから逃げるために
あるいは、何かに追いつかれるために
この鋼鉄の檻に、身を預けているのだから
俺たちは皆、何かから逃げるために
あるいは、何かに追いつかれるために
この鋼鉄の檻に、身を預けているのだから
夜が明ければ、見知らぬ駅に放り出されるだろう
コートの襟を立て、また新しい嘘を吐くために
それまでは、この微かな揺れに
魂の重さを、委ねておくとしよう_
コートの襟を立て、また新しい嘘を吐くために
それまでは、この微かな揺れに
魂の重さを、委ねておくとしよう_