無明の静寂2
あいにく、今夜の街も救いようがございません。
街灯がアスファルトに落とす光は、
まるで誰かがこぼした安物のウイスキーのようです。
街灯がアスファルトに落とす光は、
まるで誰かがこぼした安物のウイスキーのようです。
「無明」という言葉をご存知でしょうか。
出口のない暗闇のことではなく、
ただ、光の引き出し方を忘れてしまった状態を指すのだそうです。
私たちがこうして、冷えた拳銃のような静寂を
分かち合っているのも、その一端かもしれません。
出口のない暗闇のことではなく、
ただ、光の引き出し方を忘れてしまった状態を指すのだそうです。
私たちがこうして、冷えた拳銃のような静寂を
分かち合っているのも、その一端かもしれません。
お気になさらないでください。
氷が溶ける音に耳を澄ませるのは、私の数少ない趣味なのです。
真実というものは、いつもグラスの底に沈んだまま、
決して飲み干すことができないものですから。
氷が溶ける音に耳を澄ませるのは、私の数少ない趣味なのです。
真実というものは、いつもグラスの底に沈んだまま、
決して飲み干すことができないものですから。
雨が降り始めましたね。
この雨が、すべての罪を洗い流してくれるなどとは
毛頭、思っておりません。
ただ、少しだけ景色をぼかしてくれる。
それだけで十分、礼を言うに値します。
この雨が、すべての罪を洗い流してくれるなどとは
毛頭、思っておりません。
ただ、少しだけ景色をぼかしてくれる。
それだけで十分、礼を言うに値します。
どうぞ、コートの襟を立ててお帰りください。
闇は深いですが、足元だけはどうかお気をつけて。
明日の朝、もしも太陽が昇るのを忘れていなければ、
またどこかでお会いしましょう_
闇は深いですが、足元だけはどうかお気をつけて。
明日の朝、もしも太陽が昇るのを忘れていなければ、
またどこかでお会いしましょう_