眠りの森 〜言葉の雫〜

ようこそ。ここは、胸の奥に深く沈んだ悲しみや、消えない寂しさを、一滴の水滴のようにそっと救い上げる場所です。木々が深い影を落とす静寂の森。そこは、誰にも見せられない孤独な涙や、言葉にならなかった切ない想いが静かに息づく世界です。独りきりで佇む夜、心に溢れる冷たい雫を、壊れやすいガラス細工のように大切に綴ります。果てしない寂しさに寄り添い、あなたの孤独の影をそっと包み込めますように。静かな痛みを分かち合う、終わらない夜の記録です。

硝煙の竪琴(ライラ)

日記

真夜中の屋上で、煙草に火をつけた
灰色の煙は、4月の湿った風にすぐかき消される
空を見上げれば、こと座のベガが冷たく俺を睨んでいた
まるで、かつて愛した女の瞳のようにな
誰かが言った
流れ星に三度願えば、望みは叶うと
だが、あいつらは願いを聞くために落ちてくるんじゃない
ただ、重力という名の非情な掟に従っているだけだ
一筋、青白い火花が闇を切り裂く
「こと座流星群」
気取った名前がついているが、正体はただの燃えカスだ
大気圏という名の現実に激突し
摩擦熱に焼かれながら、断末魔の光を放つ
願い事をする暇なんて、ありゃしない
まばたき一つ、引き金を引く間の一瞬
その刹那に命を燃やし尽くす潔さは
泥沼の地上を這いずる俺たちへの、皮肉な手向けか
グラスに残ったバーボンを飲み干す
氷がカランと、孤独な音を立てた
次の流星が流れる頃、俺はここを去る
未練も、願いも、この闇に置いていくさ
あばよ、星屑ども
お前らの死に様、悪くはなかったぜ_


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