眠りの森 〜言葉の雫〜

ようこそ。ここは、胸の奥に深く沈んだ悲しみや、消えない寂しさを、一滴の水滴のようにそっと救い上げる場所です。木々が深い影を落とす静寂の森。そこは、誰にも見せられない孤独な涙や、言葉にならなかった切ない想いが静かに息づく世界です。独りきりで佇む夜、心に溢れる冷たい雫を、壊れやすいガラス細工のように大切に綴ります。果てしない寂しさに寄り添い、あなたの孤独の影をそっと包み込めますように。静かな痛みを分かち合う、終わらない夜の記録です。

琥珀色の終止符

日記

カウンターの隅、止まったままの時計。
マスターは何も聞かず
ひび割れたグラスに、毒のような琥珀を注ぐ。
氷が溶けて、カランと鳴った。
それがこの街で、唯一信じられる音だ。
薄まった安酒が、荒れた喉を焼き
胃の底に眠る「後悔」を、静かに揺り起こす。
「お代わりは?」
首を振って、最後の一口を飲み干した。
舌の上に残る苦味こそが
俺がここで生きている、唯一の証拠だ。
店を出れば、またあの雨が待っている。
コートを濡らし、靴を汚し
ろくでもない現実へと引きずり戻す雨が。
だが、この一杯で十分だ。
熱を帯びた血が、冷え切った心臓を動かし始める_


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