眠りの森 〜言葉の雫〜

ようこそ。ここは、胸の奥に深く沈んだ悲しみや、消えない寂しさを、一滴の水滴のようにそっと救い上げる場所です。木々が深い影を落とす静寂の森。そこは、誰にも見せられない孤独な涙や、言葉にならなかった切ない想いが静かに息づく世界です。独りきりで佇む夜、心に溢れる冷たい雫を、壊れやすいガラス細工のように大切に綴ります。果てしない寂しさに寄り添い、あなたの孤独の影をそっと包み込めますように。静かな痛みを分かち合う、終わらない夜の記録です。

自慢話の終焉

日記

カウンターの端で 男が傷を数えていた
安っぽいウィスキーの氷を転がし
「俺の地獄はこんなもんじゃない」と
頼みもしない履歴書を よだれと一緒にぶちまける
借金、裏切り、癒えない古傷
奴にとって 不幸は唯一のドレスコードらしい
だが 聞き飽きたレコードの針飛びのように
同じ悲劇が 夜の静寂を汚していく
「大変だったな」
俺は口にしない言葉を 煙草の煙と一緒に吐き出した
本当の地獄を知る男は 舌を抜かれたように黙るものだ
語れる不幸は まだエンターテインメントに過ぎない
奴は自分の傷口を スポットライトで照らしたがっているが
あいにくここは 場末のバーだ
同情というチップを払うほど 俺の夜は安くない
グラスが空になった
不幸の博覧会は そこまでにしてもらおう
雨の降る街へ出るがいい
本物の絶望は 誰にも語られず
ただ静かに アスファルトに溶けていくのだから_


#日記広場:日記

  • ☼御社友理☪

    ☼御社友理☪

    2026/04/22 10:34:30

    絶望に酔いしれているうちは本当の絶望ではない
    (思考・煩悩の解釈を含め)
    そういうものがあったなと、諦念の先の何かに触れれば
    唯在る、そのままで何も問題はないと気づく