眠りの森 〜言葉の雫〜

ようこそ。ここは、胸の奥に深く沈んだ悲しみや、消えない寂しさを、一滴の水滴のようにそっと救い上げる場所です。木々が深い影を落とす静寂の森。そこは、誰にも見せられない孤独な涙や、言葉にならなかった切ない想いが静かに息づく世界です。独りきりで佇む夜、心に溢れる冷たい雫を、壊れやすいガラス細工のように大切に綴ります。果てしない寂しさに寄り添い、あなたの孤独の影をそっと包み込めますように。静かな痛みを分かち合う、終わらない夜の記録です。

無縁

日記

紫煙の匂いも、降りしきる雨の冷たさも、
すべては俺の「阿頼耶識(」が映し出した幻灯機(プロジェクター)の影。
この街の裏通りに転がっている真実は、
どこかの神が決めたものじゃない。
俺の「末那識(エゴ)」が、勝手に意味を貼り付けたラベルだ。
指の感触。
バーボンの苦み。
それすらも、心の深淵に蓄積された「種子」が
一瞬だけ弾けて見せた、かりそめの景色に過ぎない。
客観的な世界なんて、最初からどこにもなかった。
俺が目を閉じれば、この腐った街も、
消せなかった過去の傷跡も、
すべては「唯、識のみ」の暗闇へ還っていく。

それは、自分という主観が創り出した地獄を、
ただ黙って、最後まで歩き通す覚悟のことさ。


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