眠りの森 〜言葉の雫〜

ようこそ。ここは、胸の奥に深く沈んだ悲しみや、消えない寂しさを、一滴の水滴のようにそっと救い上げる場所です。木々が深い影を落とす静寂の森。そこは、誰にも見せられない孤独な涙や、言葉にならなかった切ない想いが静かに息づく世界です。独りきりで佇む夜、心に溢れる冷たい雫を、壊れやすいガラス細工のように大切に綴ります。果てしない寂しさに寄り添い、あなたの孤独の影をそっと包み込めますように。静かな痛みを分かち合う、終わらない夜の記録です。

緊迫の夜4

日記

西の空が血の色に焼けている。
それを「美しい」と感じてしまう感性が、
この生き物の、救いようのない罪だ。
誰かの犠牲の上に灯る明かりで、
俺たちは温かい食事を摂り、愛を語る。
その電気も、その熱も、
遠い地の誰かが流した涙と同じ色をしている。
プライドを捨てたわけじゃない。
ただ、生き延びるという本能が、
高潔な魂を、一歩ずつ泥の底へと引きずり込んでいく。
「人間は、もっと賢くなれるはずだった」
水平線に消えゆく残照に向かって、
誰にも届かない独り言をこぼす。
夜が来れば、すべては見えなくなる。
犯した過ちも、飲み込んだ屈辱も、
この手にこびりついた、黒い原油の匂いも。
だが、瞼(まぶた)の裏には、
焼き付いた光が、いつまでも消えずに残っている。
(静寂の中、最後の一条の光が海に沈む)_


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