眠りの森 〜言葉の雫〜

ようこそ。ここは、胸の奥に深く沈んだ悲しみや、消えない寂しさを、一滴の水滴のようにそっと救い上げる場所です。木々が深い影を落とす静寂の森。そこは、誰にも見せられない孤独な涙や、言葉にならなかった切ない想いが静かに息づく世界です。独りきりで佇む夜、心に溢れる冷たい雫を、壊れやすいガラス細工のように大切に綴ります。果てしない寂しさに寄り添い、あなたの孤独の影をそっと包み込めますように。静かな痛みを分かち合う、終わらない夜の記録です。

蒼に溶ける

ココロとカラダ

三日月がその鋭さを失い、夜のカーテンがゆっくりと白茶けていく。
この瞬間こそが、一日で最も残酷で、そして最も「清潔」な時間_
漆黒のベルベットが、透き通るような「蒼(あお)」へと移ろう、そのグラデーションの静謐さ。
灰皿に横たわる最後の一本が、細い紫煙の糸を途切れさせた
ジャズの余韻も、今や冷えたコーヒーの苦味の中に沈んでいる_
夜が明けるということは、夢が解けることではない
輪郭を失っていた世界が、冷徹な「光のナイフ」によって、再び正しく切り出される次第に過ぎない。
窓の外では、街の稜線がゆっくりと、洋墨が滲むように浮かび上がる
それはまるで、現像液の中から現れるモノクロームの写真だ
私の孤独もまた、この蒼い光の中で、余計な感傷を削ぎ落とされ、
硬質で、誰にも侵しがたい個としての休日といえる_
「希望」の夜明けなどという、安っぽい演出は不要願おう
ただ、夜と朝の境界線で立ち尽くす一瞬の沈黙。
その絶対的な「無音の美学」を味わえるのなら、
また一晩、孤独という名の代償を支払った価値はあったと言えよう_
三日月はもう、白銀の幻となって消えた。
さて、私もそろそろ、この完璧な蒼から立ち去らねばならい
今日という、無明の闇を流離うために_


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