業(カルマ)の硝煙

人生

年を重ね、積み上げた経験という名の我執
奴らはそれを上等な琥珀色の酒だと信じ、若者のグラスに勝手に注ぎ込む。
だが、その味は無明の闇よりなお苦く、ただの「迷惑」という名の毒に過ぎない。
「俺の教えを聴け」というそのしたり顔。
それは真理から最も遠い場所にある慢心の仮面だ。
己の過去を聖書(バイブル)のように掲げ、他人の人生に土足で踏み込む。
その足跡こそが、救いようのない業(カルマ)を刻んでいることに気づかない。
この世は諸行無常
昨日までの正解は、今日の雨に流される安いインクと同じだ。
執着という錆びついた銃を捨て、ただ静かにを見つめろ。
真の慈悲は、饒舌な説教の中にはない。
土砂降りの夜、言葉もなくただ隣で火を貸す。
その沈黙こそが、解脱への唯一の導線だ。
老いたのなら、賢者ぶるのをやめて死ぬまで迷え。
その「無知」という名の潔さだけが、地獄のようなこの街を照らす_


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