眠りの森 〜言葉の雫〜

ようこそ。ここは、胸の奥に深く沈んだ悲しみや、消えない寂しさを、一滴の水滴のようにそっと救い上げる場所です。木々が深い影を落とす静寂の森。そこは、誰にも見せられない孤独な涙や、言葉にならなかった切ない想いが静かに息づく世界です。独りきりで佇む夜、心に溢れる冷たい雫を、壊れやすいガラス細工のように大切に綴ります。果てしない寂しさに寄り添い、あなたの孤独の影をそっと包み込めますように。静かな痛みを分かち合う、終わらない夜の記録です。

微かな個人の矜持4

日記

言葉はもう、砂の一粒ほどの重みも持たない。
救済」も「悟り」も、穴倉に閉じこもる臆病者の子守唄だ。
背後で鳴り響く聖歌も、空虚な鐘の音も、
吹き抜ける風がすべてを砂塵へと変えていく。
振り返る必要はない。
あそこに私の居場所はない、あそこにあるのは生きた屍たちの安息だけだ。
泥を啜り、血を吐き、
神が視線を逸らすほど無残なこの荒野を、
私の意志で進む。
救われないことが、自由。
導かれないことが、誇り。
長い影が砂の上に伸び、
やがて夜の闇が、孤独な背中を塗りつぶしていく。
祈りの届かない地平へと、
一歩、また一歩と、自分を刻みつけて消えていく。
……風だけが、その後を追った。


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