眠りの森 〜言葉の雫〜

ようこそ。ここは、胸の奥に深く沈んだ悲しみや、消えない寂しさを、一滴の水滴のようにそっと救い上げる場所です。木々が深い影を落とす静寂の森。そこは、誰にも見せられない孤独な涙や、言葉にならなかった切ない想いが静かに息づく世界です。独りきりで佇む夜、心に溢れる冷たい雫を、壊れやすいガラス細工のように大切に綴ります。果てしない寂しさに寄り添い、あなたの孤独の影をそっと包み込めますように。静かな痛みを分かち合う、終わらない夜の記録です。

孤狼のポートレート2

日記

安い琥珀色の液体が、安物のグラスで震えている。
隣のテーブルでは、名前も知らぬ連中が「仲間」という幻想に酔いしれ、
空疎な笑い声を夜の底にぶちまけていた。
群れなければ歩けない足腰なら、いっそ折ってしまえばいい。
肩を組み、傷を舐め合い、何者かになったつもりでいる。
その実、個(おの)れの形さえ見失った、ただの肉の塊だ。
俺は、奴らの視線が届かない影の淵に座る。
湿った風、アスファルトの匂い、そして絶対的な静寂。
それだけが、俺の輪郭を削り出す。
馴れ合いという名の鎖を断ち切り、
独りで立つ足元には、誰の足跡も残さない。
「絆」などという耳障りな言葉で、俺を縛ろうとするな。
グラスを空にし、冷めた夜に背を向ける。
明日もまた、俺は俺という名の迷宮を、
誰の手も借りず、ただ独りで歩き続けるだけだ。


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