眠りの森 〜言葉の雫〜

ようこそ。ここは、胸の奥に深く沈んだ悲しみや、消えない寂しさを、一滴の水滴のようにそっと救い上げる場所です。木々が深い影を落とす静寂の森。そこは、誰にも見せられない孤独な涙や、言葉にならなかった切ない想いが静かに息づく世界です。独りきりで佇む夜、心に溢れる冷たい雫を、壊れやすいガラス細工のように大切に綴ります。果てしない寂しさに寄り添い、あなたの孤独の影をそっと包み込めますように。静かな痛みを分かち合う、終わらない夜の記録です。

似非の正義3

日記

夜の帳(とばり)が降りて、街が毒を吐き出す時間だ。
青白いスクリーンの前、安全圏から放たれる弾丸。
匿名という名の薄いマスクをかぶって、
奴らは今日も「正義」という名の安い酒を煽っている。
指先ひとつで誰かを裁き、
その薄っぺらい論説を、正論のふりをして並べ立てる。
汚れた手で、聖者の冠を掴もうとするその滑稽さ。
「似非の正義」――。
それは、自分を愛せない哀れな奴らが、
他人を傷つけるためだけに持つ、錆びついたナイフだ。
真実など、奴らの目には映らない。
見えているのは、鏡に映った、歪んだ自分の姿だけ。
悲鳴を聞けば安堵し、断罪すれば自分が偉くなったと錯覚する。
だがな。
本当の正義は、語らない。
ただ、その痛みを知り、静かに背負うものだ。
安全な場所から石を投げるな。
その薄い皮を剥いで、一度でも血を流してみろ。
冷え切ったコーヒーを飲み干し、
俺は薄暗い部屋で、ただ煙草に火をつける。
画面の向こうで騒ぐ、偽りの使徒たちよ。
夜が明ければ、その薄っぺらい正義も、
朝霧のように消えてなくなるのさ。
……まあ、そんなことはどうでもいい。
俺のグラスには、バーボンがあればいいだけだ。


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