灰の街、終わりのブルース
錆びついたネオンが、夜の帳を不器用に切り裂いている。
安物のバーボンは、焦げた喉を焼くだけの気休めだ。
手元で燻るタバコの煙。
それもまた、一瞬だけ形を変えて、闇へと溶けて消えていく。
安物のバーボンは、焦げた喉を焼くだけの気休めだ。
手元で燻るタバコの煙。
それもまた、一瞬だけ形を変えて、闇へと溶けて消えていく。
正義だの、悪だの、誰かが決めた薄っぺらい看板。
裏路地の泥水に浸かれば、どれも同じ色に染まる。
愛を誓った言葉も、血に塗れた裏切りの引き金も、
時間が経てば、ただの「過去」という名の砂埃。
裏路地の泥水に浸かれば、どれも同じ色に染まる。
愛を誓った言葉も、血に塗れた裏切りの引き金も、
時間が経てば、ただの「過去」という名の砂埃。
誰もが何かを遺そうと、足掻き、叫び、牙を剥く。
だが、歴史という巨大なシュレッダーは容赦がない。
どれほど磨き上げた栄光も、
どれほど深く抉られた絶望も、
最後は等しく、ただの塵(ダスト)へと還る。
だが、歴史という巨大なシュレッダーは容赦がない。
どれほど磨き上げた栄光も、
どれほど深く抉られた絶望も、
最後は等しく、ただの塵(ダスト)へと還る。
時計の針が、静かに終わりへのカウントダウンを刻む。
お前も、俺も、この街のビル群も、
明日の朝には風に舞う塵の一部かもしれない。
お前も、俺も、この街のビル群も、
明日の朝には風に舞う塵の一部かもしれない。
だからどうした、と俺はグラスを傾ける。
すべてが消え去る運命(さだめ)なら、
せめてその瞬間までは、
この痺れるような虚無を、美しく踊り明かすだけさ。_
すべてが消え去る運命(さだめ)なら、
せめてその瞬間までは、
この痺れるような虚無を、美しく踊り明かすだけさ。_
とまとボム
2026/05/19 21:56:11
「歴史という巨大なシュレッダー」おもしろい表現でちょっと気に言っちゃいました♪